パブリックカッピング(Public Cupping)と聞いて、一瞬頭をよぎるのはどの単語もマッチしていないのに「フィーリングカップル5vs5」という昔のテレビ番組。自分の脳回路が恨めしい。
コーヒーのテイスティングと言えばいいのかな、カッピングに行ってきました。この日のラインナップは浅煎りコーヒー「Ethiopia, Panama, East Timor, Nicaragua」の4種類。
寒い時期の朝はじっくりコクのあるものを、暑い夏は浅煎りのさわやかなものをぐびぐびっと頂いたり、年の瀬などごちそう続きの夜には酸味を感じるテイストで食後感をすきっとさせたり、と淹れるコーヒー豆は、季節やシーン、時間帯によって飲みたいテイストが変わるゆえ、その都度変えています。浮気症(笑)?
そんな中で、浅煎りのものは比較的頻度は低めなのですが、カッピングで浅煎りコーヒーの楽しみ方を教えて頂きました。浅煎りのものは深煎りよりも一層感じられる香りや余韻を楽しむ、のだそうです。確かに深煎りのものは舌へのパンチを楽しんでしまうばかりに鼻に感じる香りや余韻というのものが脇にまわっていたように思いますが、意識してみると浅煎りはハーヴティのように鼻から口から香りが充満し、さらにやさしく後をひく余韻があるものもあり、今まで素通りしていた味を感じることができました。
中でも、豆をひいた直後の香りも、淹れたコーヒーの味も、なんだかベリー系の果実ようでフルーツのような酸味も感じたNicaraguaはワインのよう。お話を聞いてみると、コーヒーチェリーの果肉をつけたままの発酵処理にて生豆を取り出すそうで、そういったテイストが醸されるそうです。納得~。
食後のフルーツを食べる時はどんな飲物が合うのかなぁ?と日頃より思っていた訳で、早速Nicaraguaを買ってみました。チーズにも合いそうだな。
小一時間近くの中で印象に残ったのは「コーヒーも農産物」ということば。
今までも「鮮度と自家焙煎」を意識して買っていたものの、農産物ということばにとてもしっくりきたカッピング。また行ってみよう。
あ、カッピングはObscura Laboratoryにて開催されています。HP→ http://www.cafe-obscura.com/
ちなみにObscura、GINZA(184)の「TOKYO 男前珈琲を飲みに行こう」にも紹介されています。
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