東京・東麻布 Restaurant L'aubeでの、文旦からはじまった美味しい時間。
先日、日本へご出張中のパリの名店Restaurant TOYOの中山豊光シェフとともに、かねてより伺いたかったL'aubeへの訪問が叶いました。
レストランローブでは、季節をそのまま詰め込んだウェルカムジュースをお出しくださるそうで、この日は大好物な高知の文旦のジュースでした。ほの苦さとさわやかさと甘さのハーモニーがとても大好きなトーンで、冷静さを失いかけました。こういうの、一目惚れが始まる瞬間なのかもしれません(笑)。
お料理は、今橋英明Chefによる桜肉に牡蠣のソースをあわせたものやリードボーのパネと椎茸、また平瀬祥子Patissierによる桜のスフレなど、旬の今ならではの香りと美味しさがぎゅっと繊細に詰め込まれていました。
また席の間近でオープンキッチンの様子を拝見できるのもとても素敵で、無言のオペラを見ているよう。美味しいお料理はやはり美しい所作から生まれるんだ、茶道での点前もしかり、と一人反芻。
また帰り際に頂戴したこちらのお菓子。平瀬さんより「10日ほど待ったのちにどうぞ」ということで、美味しかった料理を思い出しながら、さながら睨み菓子のように毎日指折り日を数えています。
茶道の茶事には、客人が帰ったのち、亭主が茶室にひとり座りその日の茶事のことや招いた客人のことを思い振り返る時間や、
また一方招かれた客人は茶事のことを思い浮かべながら亭主に文をしたためる後礼という考えがありますが、
今回頂戴したお菓子にしても、こうした余韻のフィロソフィってとても素敵だなと改めて思いました。
パリで活躍されているシェフとお相伴させて頂けた貴重な機会、お料理について色々と教えて頂いこともノートにメモしつつ、お菓子は現在7日目、あと3日睨んだら食べられる~。楽しみ!
(シャンパンやワインなどもソムリエさんのお話を伺いながらいただきましたが、中でも南アフリカからやってきたこちらのCRYSTALLUM 2014、美味しかった:-)、めもめも)
レストランローブのホームページやFacebookページでは、見てるだけでもシャンパンやワインがすすんでしまいそうなお料理のことなど随時アップされています。
http://www.restaurant-laube.com/
https://www.facebook.com/laube.tokyo/?fref=ts
ご一緒させて頂きました皆様大変ありがとうございました!