炎と土の共演から生まれる力強い肌とその独特の触感、備前焼の里・岡山県備前市伊部へ行ってきました。
日頃季節や献立に合せ、土ものの温かみや石ものの繊細さ、陶器と磁器、色々な組み合わせで使っています。
残暑厳しき折のせいか、街はしーんと静まりかえっていて、通りごと貸切状態。おかげでじっくりゆっくり見たり触ったり、作家さんのお話を聞いたりと、大変充実した訪問となりました。
六古窯(瀬戸・常滑・丹波・越前・信楽・備前)の中でも、もっとも古いと言われる備前焼の特徴は、無釉焼き締め。「胡麻」や「桟切り」、「緋襷」など、備前焼を代表するそれらの特徴は、まさに土と炎が創る唯一無二の陶器の景色。偶発かつ必然が生むそのひとつひとつは、炎のゆらぎを見ているようでぼぉ~と見とれてしまいます。
今回は、ある作家さんのご好意で、作業現場や登り窯も拝見させていただき、器が生まれくる空間にも触れさせていただきました。テンション上がってからだが火照ったほど。
今度出会った器たちを、こちらのサイトにてお料理をそえてご紹介させていただきますね。
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岡山県備前陶芸美術館(JR赤穂線伊部駅すぐ横)
こちらもほぼ貸切状態でゆっくり鑑賞できました。1Fの受付横では備前焼のカップ&ソーサーでコーヒーを飲むこともできます。 インスタントコーヒーのセルフスタイルですが、実際に触れて使えるというのはとても嬉しい。さらに備前焼に関する文献も置かれており、うっかり長居をしてしまいました。
備前カレー(ミニ)&備前バーガーと、しょうゆぶっかけソフトクリーム
イチジクを使ったフルーティなカレーと、「むむむ?!」と思う不思議なソフトクリーム。ご当地グルメって愉快ですね。
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