インド、中国を経由して日本に伝来した仏教。その経過、平山郁夫氏がその保護に力を注いだ仏像や壁画などが展示されています。
二部構成となっているこの展示ですが、第一部はシルクロード津々浦々、各地の仏像や壁画、そして舎利器などが展示されています。シルクロードの西側の仏像たちはどこかヨーロピアンな骨格が感じられる面をしています、東端の中国になってくるとその面は私たちに馴染みのある東洋顔になってきます。
第二部、薬師寺玄奘三蔵院(やくしじげんじょうさんぞういん)に奉納された畢生の大作・大唐西域壁画は、本当に圧巻。7点で構成されている壁画のそれぞれは、朝日、陽高く蒼い空、夕日、満月、といった普遍的な時の流れ、小宇宙を感じられる大作群です。満月輝く、頬に夜風さへ感じてきそうな「ナーランダの月」の前でしばらくぼんやり過ごしました。
会期終了間際で慌てて行ってきましたが、本当によかった。昨日は会う人会う人、みんなにおすすめしちゃった。明日3/6(日)までやっています。
URL→http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=7966
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