2006/06
知人のフレンチシェフから「一度は、行くといい」と勧められたニースPromenade des Anglais沿いホテル・ネグレスコのメインダイニング<Le Chantecler>@ニースへ。
ネグレスコのロビーは、噂どおりさながら美術館のよう。高い天井のもと、壁にはぐるりと絵画が鎮座。心地良いソファに座り、ぼんやり絵も眺められます。
ロビーを左方向に抜けるとメインダイニング<Le Chantecler>のエントランスが見えてきます。軒先には黒服さんがお待ちかね。知人シェフからは「日本人が多少なりともお洒落をして行ったとしても、トイレ近くの席に案内される。着物で行くのがいいですよ(笑)」と言われ、「そんなことあるわけ?」とか思いつつも、単の着物を持参(別に単だろうが、袷だろうがフランス人には関係ないんですがね)。事の真偽はわかりませんが、ひとまずトイレ近くではない、心地よい席に案内されました。
コース料理、何が出てくるか知りたいよね…と思ったらフランス語メニューのほか、英語、ドイツ語、日本語など複数言語のメニューがあり、助かりました。アミューズから始まり、温菜、冷菜、お魚料理、お肉料理、チーズ各種、デザート、焼菓子…とまさにフルコース。味、ボリュームとも満足です。冷菜では、カニに魚風味ソースを合わせたもの、お魚料理にはマダイなど、海の幸も満載です。チーズのオーダーで「美味しい、ストロングじゃないよ~」と勧められた「ジェネピー」というチーズ。見た目は象牙色、発酵というよりも腐敗を感じてしまうほどの痛烈な香りと味。きっと二度と食べないと思います。
帯を少しゆるくしておけばよかったな、思いながら完食。
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