アメリカを舞台とした、食の安全を問うたドキュメンタリー映画。
草を喰むこともなく、生涯を終え、食肉になる牛。
超短期生育によって、自分の足で歩こうとすると支えられず骨折してしまう鶏。
抗生物質漬けにされ、太陽も空も見ることなく育ったものが食卓へと届く状況。
また、アメリカのスーパーに並んでいるあらゆるものトレーサビリティを行うと、広大なとうもろこし畑に行き着く…。かなりの多くの加工食品に、とうもろこしを原料とした添加物が使われているそうです。
頭では理解しているつもりでも、視覚的効果的に表現されることのパワーを感じた映画でした。日本の乳牛環境や制度の矛盾をついた本、『黒い牛乳(経営者新書) 中洞正著』をふと思い出したな。
エンドロールで綴られたことばの数々は、日頃心がけていることとも重なり、ちょっとほっとした。映画を見たあとだからこそ、じっくり入ってくる一文字一文字でした。
からだにも環境にも、そして気持ちもハッピーになる食生活、食べたあとからだがクスクス喜んでる感覚、小さな一歩ながら、そんなきっかけ作りをしていきたいと思っています。
FOOD, INC.
http://www.cinemacafe.net/official/foodinc/
東京都内では、渋谷のイメージフォーラムで公開中。
追伸
本や映画のあれこれを書くのってどうも手づつで今までなんとな~くさけてきましたが、これからは一歩ずつ踏み出していこうかと思います。