大相撲、九州場所四日目。日馬富士が休場、上位陣の休場はとくにさびしいものと思います。
相撲は幼少の頃より、途中ブランクがありつつも、好きなスポーツのひとつです。若貴ブームの頃はちょうど仕事に埋もれており見逃している大ブランクでもあったりするんですが。
時々、「相撲、どうおもしろいの~?」と聞かれることあります。「どう?」と聞かれると「う~む」と唸ってしまいますが、私がうきうき前のめりになるモロモロを少し書いてみようと思います。
(お重を持っていくこともあります♪)
まず、好きな力士。
「性格(知りうる限りの)」「取り口」「からだ」から、決まってくるかな、私の場合。
「性格」。まさに力士の性格。場所先に入ってくるときの様子(両国国技館の場合、横綱・大関以外は基本的に南門という場所から入ってきます。贔屓力士と対面できる貴重なタイミング♪)、塩をまいたり睨みあったりするしきりの時間、勝敗が決まってからの様子、勝ち名乗りを受ける力士が懸賞を受け取るときにする「手刀を切る」姿、花道を下がっていく背中、そしてインタビュー、そんなところから力士の性格が垣間見れることあります。
勝ったときはあごを上げ、負けたときはションボリと、花道を下がる高見盛は人気のようですが、個人的には勝っても負けても表情も変わらず引き下がる花道の背中、インタビュアーの質問に時に窮する姿、そんな時きゅんとします。九州場所、調子が良いともいわれている豊真将、おじぎの深さは見物です。
「取り口」。相撲をどう取るか、決めるか。スピードとか怪力とか技巧とか…表現はいろいろありますが、個人的には技巧派や業師にホロっときますし、白鵬のような腰をしっかり据えて攻めていくのも気持ちがいい。鍛えあげた強いからだあってのなせる「うっちゃり」なんかは惚れ々々する。相撲中継から「相撲のうまさ」と聞こえてくるとき、個人的にも沸いてること多いです。ちなみに「変化」と呼ばれる、相撲の立会いに相手の体をかわすフェイントのようなものがありますが、あれはつまらない。相撲なんだからぶつかっていってよ、との思いで、時には会場でブーイングもしています。
「からだ」。まさに力士の体格、ライン、筋肉のつき方、まわしのしめ方などです。幕下以下の取組を見ていると一目瞭然ですが、皆さまもご存じのとおり太っていればいい、というわけでもないですよね。鍛えあげて太ったからだは、肌のはりがツヤっとしています。また、特に気になるのが背筋。背中から首の付け根にかけての筋力のつき方には惚れっとします。また、まわしの色としめ方も忘れてならない点。色は好みによるところですが、個人的には黒か茶もしくは輪島色の金色、今年の五月場所に横綱・白鵬がしめて話題にもなりましたあの色です。そのまわし、腰高めに又は低めに、またはしっかり湿らせてしめる力士など、いろいろ。きつーくしめられたまわしには相手力士の指が入りにくい、ですよね。つまりまわしを取られにくいということにつながることも。私は腰低めにそこそこしまっているしめ方が好みです。まわしの腰の部分からヒップにかけての部分、あまり長くないほうが美しい後ろ姿と思うんです。またしめこみ過ぎて、腰のまわし上部からお腹のお肉がタプンとこぼれ過ぎていないほうがいい。おなかから腰のまわしまでスムーズな曲線になっているのが美しいなぁと感じるのです。
そうそう、考えるとまぁそうなのか…とも思うのですが、あのまわしって洗わないで天日干しするだけなんですね。締め込みの加減、からだへのフィットというのが重要なのもわかりますが…ちょっと気になってしまいます。ファブリーズとかはしているのだろうか。
と、長々となりましたが、そんなこんなで、大相撲観戦時には贔屓力士への掛け声が自然と出てきてしまうんです。まぁ力士の好みもある意味、相撲の「心(=性格)」「技(=取口)」「体(=からだ)」といったところでしょうか(笑)。
(横綱・白鵬の連勝をストップさせた稀勢の里の、五月場所での背中)
相撲は、力士以外に、解説や実況、勝負審判(土俵の下にいる紋付の親方衆)、行事や呼出など、土俵の中も、土俵の外も、え”-!ということや気になることがいっぱい。次はどんなお話をしようかな。おこたえできるか自信はありませんがご希望などありましたらぜひどうぞ♪
※以上は私見です。誤謬などございます場合何卒ご了承のほどお願い申し上げます。